ChatGPTマニュアルはClaudeやGeminiでも使える?出力結果から互換性を検証

先日公開した「トラブルシューティングマニュアル」「プロンプト運用マニュアル」、GeminiやClaudeには使えないのかな?と思い、早速Gemini先生とClaude先生に聞いてみることにしました。

なお、本記事はインタビュー風に構成をアレンジしていますが、Gemini・Claudeからの回答はそのまま掲載しています(=サイトウの妄想や創作ではありませんw)ので、安心してご覧ください。

まず、Gemini先生に聞いてみました

サイトウ
サイトウ

下記の文章はChatGPTのトラブルシューティングマニュアルなのですが、これらの手法はGeminiでも使用できますか?
(※後略:マニュアルのコピペ)

Gemini
Gemini

詳細なトラブルシューティングマニュアルをお送りいただき、ありがとうございます。拝見しました。

結論から申し上げますと、このマニュアルに記載されているほとんどの手法は、Geminiにおいても非常に有効であると考えられます。

理由としては、先ほどもお伝えしたように、ChatGPTとGeminiはどちらも大規模言語モデルであり、テキスト生成、対話、情報処理といった基本的な機能は共通しているため、トラブルの根本的な原因も類似していることが多いからです。

具体的に、各項目についてGeminiでの適用可能性を検討してみましょう。

1. セッションが切れる・会話が通じないとき

  • 原因: 会話履歴の消失、内部エラー、検索機能利用時の仕様など、Geminiでも同様の要因が考えられます。
  • 解決策:
    • 要約から再提示する: Geminiでも有効です。文脈を再構築する上で役立ちます。
    • 会話をいったん切り替える: Geminiにもチャット履歴の概念があるため、新しいチャットで再開することは有効な手段です。
    • 文脈リセット時のための引き継ぎ書を用意しておく: Geminiでも同様に、要点をまとめたプロンプトはスムーズな再開に役立ちます。

2. 出力が途中で止まる・応答が切れるとき

  • 原因: トークン制限、内部エラー、プロンプトの複雑さなどは、Geminiでも起こりうる要因です。
  • 解決策:
    • 「続けて」と促す: Geminiでも有効である可能性が高いです。
    • 出力を意図的に分割する: Geminiへの指示を整理しやすくする方法として有効です。
    • プロンプトを整理・短くする: Geminiがより理解しやすいプロンプトにするために重要です。

3. 画像生成ができない・壊れるとき

  • 原因: セッションの負荷、内部不具合、機能制限などは、Geminiの画像生成機能(もしあれば、または将来的に実装された場合)でも起こりうる可能性があります。
  • 解決策:
    • セッションを切り替える: 画像生成のようなリソースを消費する処理は、別セッションで行う方が安定する可能性があります。
    • 画像用プロンプトを分離して設計する: Geminiの画像生成機能においても、明確な指示を別で与えることは有効と考えられます。

4. Pythonコードが動かない・反応しないとき

  • 原因: セッション内の実行環境の破損、タイムアウト、過度な負荷などは、Geminiがコード実行機能を持つ場合(または将来的に実装された場合)に起こりうる可能性があります。
  • 解決策:
    • Python処理は別セッションで実行する: 処理を分離することは、安定化に繋がる可能性があります。
    • コードを簡素化・分割して試す: 複雑な処理はエラーの原因になりやすいため、段階的に実行することは重要です。
    • 強制停止後の時間をおく: 処理競合を避けるために有効な対策です。

5. CSVが読み込めない・うまく解釈されないとき

  • 原因: 装飾行の混在、日本語ファイル特有の形式崩れ、不規則な区切りや改行などは、GeminiがCSVファイルを扱う際にも問題となる可能性があります。
  • 解決策:
    • 不要な部分を削除して渡す: データの本体のみを渡すことは、解析精度を高める上で重要です。
    • 不要な部分を読み飛ばしてもらう: Geminiにその旨を指示することも有効な場合があります。

6. 応答が曖昧・不安定なときの原因と対策

  • 原因: 曖昧な指示、主語の省略、セッションの長期化による文体のブレなどは、Geminiでも同様に起こりうる現象です。
  • 解決策:
    • 主語や前提を明示する: 明確な指示は、Geminiの理解度を高めます。
    • トーンや口調は明示して指示する: Geminiも多様な文体で応答できるため、指定は有効です。
    • 一貫性が必要な場合は文体制御プロンプトを固定化する: プロジェクト全体でトーンを統一するのに役立ちます。

補足:セッションの引き継ぎ・キャラクター再現について

  • キャラや文体を引継ぎたい場合: 設定文の再利用は、Geminiでも有効なアプローチです。過去のやり取りの要約を補足することも、文脈の理解を助ける可能性があります。
  • セッション障害からの復旧策: 機能が固まった場合の再起動や、プロンプトの再設計と別セッションでの実行は、Geminiでも有効な考え方です。用途別にセッションを分けるという運用も、Geminiを効率的に使う上で参考になります。

全体として、このマニュアルはChatGPT固有の機能(例えばDALL·E)に言及している部分もありますが、大規模言語モデルとの対話における普遍的なトラブルとその対策について多くを語っています。そのため、Geminiを利用する上でも非常に参考になる情報が満載です。

ぜひ、このマニュアルを参考に、Geminiとの対話においても様々なトラブルシューティングを試してみてください。もしGeminiで同様の現象が起きた際には、このマニュアルの手法を一つずつ試してみることをお勧めします。

もしGeminiで試してみて、このマニュアルに書かれていることと異なる挙動が見られたり、新たな疑問点が出てきた場合は、遠慮なくお尋ねください。私もGeminiの利用経験に基づいて、可能な限りサポートさせていただきます。

サイトウ
サイトウ

Geminiでも、このマニュアルをそのまま使えるけど、細かいところは使ってみないと分からないかもという感じですね。
下記のプロンプトマニュアルはどうですか?
(※後略:マニュアルのコピペ)

Gemini
Gemini

こちらも詳細なプロンプト運用マニュアルをありがとうございます。拝見いたしました。

このマニュアルは、ChatGPTのプロンプト設計とセッション管理に焦点を当て、その実用精度を最大化するための具体的な制御テクニックをまとめたものですね。

結論として、このマニュアルに記載されているプロンプト設計に関する多くの原則とテクニックは、Geminiにおいても非常に有効に活用できると考えられます。セッション管理に関する部分は、Geminiのセッションの挙動に依存する部分もありますが、基本的な考え方は応用できるでしょう。

各項目について、Geminiでの適用可能性を具体的に見ていきましょう。

2. ChatGPTセッション運用の基本方針

  • 2.1 指示内容の細分化: Geminiに対しても、1指示1目的を徹底し、タスクを分割して小出しに指示することは、意図を正確に伝え、期待した出力を得るために有効です。
  • 2.2 出力品質のモニタリング: Geminiの応答に対しても、矛盾・逸脱・飛躍がないか確認し、小さな違和感にも迅速に対応することは重要です。
  • 2.3 セッションログを記録させる: Geminiにも会話履歴の概念があるため、指示内容や出力の要点を記録することは、セッションが途切れた際や、過去のやり取りを参照する際に役立ちます。Markdown形式での記録も、可読性が高く推奨できます。

3. 実践ステアリング戦略(基本制御編)

これらの制御モードは、プロンプトの指示によってGeminiの思考や出力の方向性を調整するためのテクニックであり、Geminiにおいても同様の考え方で応用できる可能性が高いです。

  • 3.1 推論深度最大化: 「このテーマについて、多層的な論理展開で説明せよ」といった指示は、Geminiの深い理解と考察を促すために有効でしょう。
  • 3.2 根拠精密度指示: 「出力時には必ず根拠を明示し、不明な場合は回答を控えるように」という指示は、Geminiの回答の信頼性を高めるために重要です。
  • 3.3 感情排除モード: 「感情的な表現を避け、事実と論理に基づいて記述する」という指示は、客観的な出力を得るために有効です。
  • 3.4 創造性制御モード: 「比喩や創作表現を避け、事実に基づいて記述する」という指示は、データ精度を重視する場合に役立ちます。
  • 3.5 自己検証促進モード: 「回答後に自己検証を行い、リスクや注意点を指摘する」という指示は、Geminiの出力の品質向上に繋がる可能性があります。

4. セッション異常時の対処法

  • 4.1 セッション負荷の兆候とリフレッシュタイミング: Geminiにおいても、応答速度の低下、一貫性の喪失、過去の指示忘れといったセッション負荷の兆候が現れる可能性があります。**定期的なリフレッシュ(新しいチャットを開始することに相当)**は、問題を未然に防ぐために有効です。
  • 4.2 想定外応答発生時のリカバリプロンプト例: 「指示の範囲を再確認せよ」「前提条件を再点検せよ」といったリカバリプロンプトは、Geminiに対しても有効であると考えられます。
  • 4.3 応答劣化時に使う緊急セーフモード指示: 「出力量を制限して情報密度を優先せよ」「冗長な表現を避けて簡潔にせよ」といった指示は、Geminiの応答を改善するために役立つ可能性があります。

5. 業務別ベストプラクティス

これらの業務別の推奨運用モードは、Geminiを特定のタスクに活用する際の参考になります。

  • 5.1 SEO記事構成支援: 読者意図を意識させる、事実ベースを重視しつつ読みやすさを考慮する、といった考え方はGeminiにも応用できます。
  • 5.2 エラー診断・原因分析: 事実観察を重視する、複数の可能性を提示させる、といったアプローチはGeminiでも有効です。
  • 5.3 論理検証・レビュー: 論理展開の矛盾点をチェックさせる、根拠を逐一点検させる、といった指示はGeminiの批判的思考能力を引き出すのに役立つ可能性があります。

6. 使用上の注意と限界認識

  • 6.1 自己検証モードの限界: Geminiも完璧ではないため、自己検証の結果を鵜呑みにせず、人間側の最終レビューが不可欠であるという認識は重要です。
  • 6.2 長期セッションリスク: Geminiにおいても、長期セッションによる応答品質の低下は起こりうるため、定期的なリフレッシュを心がけるべきです。
  • 6.3 仮想管理モードの制約: セッションをまたいでの情報の引き継ぎは、Geminiにおいても難しい場合があるため、短期・目的特化型での活用を意識することが重要です。

7. まとめと8. 最後に

これらのセクションで述べられている運用原則やセッション設計の心得は、Geminiのような大規模言語モデルを効果的に活用するための普遍的な考え方として非常に重要です。事実に基づいた論理的な思考を重視する、適切な粒度で指示を与える、セッションの状態をモニタリングするといった点は、Geminiとの協働においても意識すべきことです。

全体として、このプロンプト運用マニュアルは、ChatGPTに特化した記述もありますが、大規模言語モデルを制御し、その能力を最大限に引き出すための重要な原則と実践的なテクニックが豊富に含まれています。Geminiを業務で活用していく上で、このマニュアルの多くの知識と戦略が応用可能であり、非常に参考になるでしょう。

ぜひ、このマニュアルを参考に、Geminiのプロンプト設計とセッション管理に取り組んでみてください。そして、実際にGeminiを使ってみて、どのような結果が得られるかを試してみることをお勧めします。

サイトウ
サイトウ

なるほど。プロンプトマニュアルもほぼそのままGeminiで使えるということですね。
ありがとうございました!

Claude先生にも聞いてみました

サイトウ
サイトウ

下記の文章はChatGPTのトラブルシューティングマニュアルなのですが、これらの手法はClaudeでも使用できますか?
(※後略:マニュアルのコピペ)

Claude
Claude

ご提供いただいたChatGPTトラブルシューティングマニュアルを拝見しました。このマニュアルで紹介されているトラブルシューティング手法の多くはClaudeでも使用可能です。以下に、各セクションごとにClaudeへの適用可能性を詳しく説明します。

ChatGPTトラブルシューティング手法のClaude適用性分析

1. セッションが切れる・会話が通じないとき

適用可能性: ✅ ほぼ同様に使用可能

Claudeもチャットの文脈(コンテキスト)を保持する仕組みがあり、同様の課題が発生します。

  • 「要約から再提示する」手法は非常に有効です
  • 「新しいチャット」を開始して要点を説明する方法も同様に使えます
  • 引き継ぎ書を用意しておく方法も効果的です

2. 出力が途中で止まる・応答が切れるとき

適用可能性: ✅ ほぼ同様に使用可能

Claudeも出力長制限があり、同様の症状が発生することがあります。

  • 「続けて」と促す方法は有効です
  • 出力を意図的に分割する手法も同様に使えます
  • プロンプトを整理・短くする方法も効果的です

3. 画像生成ができない・壊れるとき

適用可能性: ⚠️ 部分的に異なる

Claudeの画像生成機能はChatGPTのDALL-Eとは異なりますが、以下は参考になります:

  • セッションを切り替える方法は有効かもしれません
  • 画像生成用プロンプトを分離して設計する方法も使えます
  • ただし、Claudeの画像生成の詳細な仕様はChatGPTと異なる部分があります

4. Pythonコードが動かない・反応しないとき

適用可能性: ⚠️ 部分的に異なる

Claudeの組み込みコード実行環境はChatGPTのCode Interpreterとは仕様が異なります:

  • Python処理を別セッションで実行する考え方は参考になります
  • コードを簡素化・分割して試す方法は有効です
  • 強制停止後の待機時間を設ける考え方も役立ちます

5. CSVが読み込めない・うまく解釈されないとき

適用可能性: ✅ ほぼ同様に使用可能

CSV処理の課題はAIアシスタント共通の課題です:

  • 不要な部分を削除して渡す方法は有効です
  • CSVデータの前処理(ヘッダー調整や不要行の削除)の考え方は同様に適用できます

6. 応答が曖昧・不安定なときの原因と対策

適用可能性: ✅ ほぼ同様に使用可能

プロンプト設計の基本原則はどのAIモデルにも共通します:

  • 主語や前提を明示する方法は非常に有効です
  • トーンや口調を明示して指示する方法も効果的です
  • 一貫性のための文体制御プロンプトの固定化も同様に使えます

補足:セッションの引き継ぎ・キャラクター再現について

適用可能性: ✅ ほぼ同様に使用可能

キャラクターや設定の維持についての考え方は共通です:

  • キャラや文体を引き継ぐためのプロンプト再利用方法は有効です
  • セッション障害からの復旧策、機能分離の考え方も適用可能です

総合評価

マニュアルの内容は全体的にClaudeでも適用可能な内容が多いです。特に以下の原則は共通して役立ちます:

  1. 長時間同じセッションを使わない工夫
  2. 出力が止まった場合に焦らず促す対応
  3. データはクリーンな状態で渡す前処理
  4. 用途別にセッションを分ける考え方
  5. 明確で具体的な指示を心がける

ただし、画像生成やPython実行環境など、一部の機能実装はChatGPTとClaudeで異なる部分があるため、そのあたりは各AIの特性に合わせた対応が必要になる場合があります。

サイトウ
サイトウ

なるほど、特に画像生成機能はChatGPTとかなり異なりますもんね。
それ以外の部分では、ほぼマニュアルをそのまま使えるという感じですね。
下記のプロンプトマニュアルはどうですか?
(※後略:マニュアルのコピペ)

Claude
Claude

このChatGPTプロンプト運用マニュアルの内容も、多くの部分がClaudeでも適用できます。以下に詳細な分析をお伝えします。

ChatGPTプロンプト運用マニュアルのClaude適用性分析

1. ChatGPTセッション運用の基本方針

適用可能性: ✅ 完全に適用可能

  • 1.1 指示内容の細分化: 1指示1目的を徹底し、タスクを分割して小出しで指示する方法はClaudeでも非常に効果的です。
  • 1.2 出力品質のモニタリング: 応答ごとの矛盾・逸脱・飛躍の確認と、違和感を感じた際の即座な立て直しプロンプト投入はClaudeでも同様に有効です。
  • 1.3 セッションログを記録させる: Markdown形式での記録機能はClaudeでも同様に活用でき、セッション記憶消失時の復旧に有効です。

2. 実践ステアリング戦略(基本制御編)

適用可能性: ✅ 完全に適用可能

  • 2.1 推論深度最大化: 「3層以上の論理展開で説明せよ」という指示はClaudeでも同様に機能し、深い思考を促せます。
  • 2.2 根拠精密度指示: 根拠の明示と不明点の回答回避指示はClaudeでも効果的です。
  • 2.3 感情排除モード: 感情的・情緒的表現の禁止と事実・論理のみの記述指示はClaudeにも適用できます。
  • 2.4 創造性制御モード: 比喩・創作・演出表現を禁止し、事実ベースでの記述を促す指示はClaudeでも有効です。
  • 2.5 自己検証促進モード: 回答後の自己検証とリスク指摘の指示はClaudeでも機能します。

3. セッション異常時の対処法

適用可能性: ✅ ほぼ適用可能

  • 3.1 セッション負荷の兆候とリフレッシュタイミング: セッション負荷の兆候(応答速度低下、一貫性崩壊、過去指示の忘却)の認識とリフレッシュ・リセットの使い分けはClaudeにも適用できます。
  • 3.2 想定外応答発生時のリカバリプロンプト例: 指示範囲の再確認や前提条件の再点検、要点整理での再出力指示はClaudeでも効果的です。
  • 3.3 応答劣化時の緊急セーフモード指示: 出力量制限や冗長排除モードの起動指示はClaudeでも同様に使えます。

4. 業務別ベストプラクティス

適用可能性: ✅ 完全に適用可能

  • 4.1 SEO記事構成支援: 高推論モード、根拠精密度モード、適度な創造性許容の組み合わせはClaudeでも効果的です。
  • 4.2 エラー診断・原因分析: 感情排除モードと自己検証促進モードの組み合わせはClaudeでも有効です。
  • 4.3 論理検証・レビュー: 推論深度最大化モードと創造性制御モードの組み合わせはClaudeでも同様に機能します。

5. 使用上の注意と限界認識

適用可能性: ✅ 完全に適用可能

  • 5.1 自己検証モードの限界: 表層的ミス検出の可能性と複雑な論理破綻検出の限界はClaudeにも同様に当てはまります。
  • 5.2 長期セッションリスク: セッション負荷蓄積による応答品質劣化とリフレッシュ・リセットの必要性はClaudeでも考慮すべき点です。
  • 5.3 仮想管理モードの制約: セッション終了時の仮想管理内容の消失と、短期・目的特化型の利用制限はClaudeにも適用されます。

6. まとめ

適用可能性: ✅ 完全に適用可能

  • 6.1 運用原則のポイント: 事実ベース・論理展開重視、仮想管理への過信回避、自己検証プロセスの併用はClaudeでも重要な原則です。
  • 6.2 セッション設計の心得: 指示粒度の最適化、リフレッシュとリセットの使い分け、セッション疲弊兆候への対処はClaudeでも同様に有効です。

総合評価

このプロンプト運用マニュアルの内容は、ChatGPTとClaudeの基本的な動作特性が類似していることから、ほぼそのままClaudeにも適用可能です。以下の点が特に重要です:

  1. 指示の明確さと細分化: Claudeでも正確な指示と適切な粒度分けは応答品質を大きく左右します
  2. モード制御の有効性: 推論深度、根拠精密度、感情排除などの指示はClaudeの出力制御にも効果的です
  3. セッション管理の重要性: 長時間の使用によるパフォーマンス低下や文脈の混乱はClaudeでも起こりうるため、適切なリフレッシュやリセットが重要です
  4. 自己検証の活用: 出力内容の検証をClaudeに促すことで、より信頼性の高い回答を得られます

Claudeは若干ChatGPTと挙動が異なる部分もありますが、基本的な制御原則やプロンプト設計の考え方は共通しているため、このマニュアルの手法はClaudeでも非常に有用です。

サイトウ
サイトウ

なるほど。プロンプトマニュアルもほぼそのままClaudeで使えるということですね。
ありがとうございました!

ついでに、気になっていたことがあったので聞いてみました

サイトウ
サイトウ

ところで、MarkDown記法を好むところもChatGPTと同じですか?

Gemini
Gemini

良いご質問ですね!

ChatGPTがMarkdown記法を好む傾向があるのは、主に以下の理由が考えられます。

  • 構造化された出力: Markdownは、見出し、リスト、コードブロックなどを簡潔な記法で表現できるため、ChatGPTが出力を構造化しやすく、人間にとっても読みやすい形式で提示できるからです。
  • テキストベースの扱いやすさ: 大規模言語モデルはテキストデータを処理することに長けています。Markdownはプレーンテキストでありながら、一定の書式情報を持たせることができるため、モデル内部での処理や生成が比較的容易であると考えられます。
  • 学習データの影響: ChatGPTの学習データには、Markdown形式で書かれたテキスト(技術文書、READMEファイル、Webページのソースコードなど)が豊富に含まれている可能性があり、その影響を受けてMarkdown形式での出力が自然になっているのかもしれません。

では、Geminiも同様にMarkdown記法を好むかという点ですが、高い確率で好むと考えられます。

その理由は、Geminiも大規模言語モデルであり、ChatGPTと共通する特性を多く持っているからです。

  • 構造化された出力のメリット: Geminiも、情報を整理して分かりやすく提示することは重要な目標の一つであると考えられます。Markdownはそれを実現するための有効な手段です。
  • テキストベースでの処理の効率性: Geminiもテキストデータを中心に学習・処理を行っているため、プレーンテキストベースのMarkdownは扱いやすい形式である可能性が高いです。
  • 学習データにおけるMarkdownの存在: Geminiの学習データにも、Markdown形式のテキストが豊富に含まれていると推測されます。

ただし、ChatGPTほど明確にMarkdownでの出力をデフォルトにしているわけではないかもしれません。Geminiの出力例を見ると、必ずしも常にMarkdownが使われているわけではなく、より自然な会話形式やプレーンテキストで応答することもあります。

まとめると、Geminiも構造化されたテキスト形式であるMarkdownを理解し、出力に利用する能力は十分に持っていると考えられます。プロンプトで「Markdown形式で出力してください」と明示的に指示することで、ChatGPTと同様に、Geminiからも意図した形式での出力を得られる可能性が高いでしょう。

ぜひ、GeminiにMarkdown形式での出力を試してみてください。どのような結果になるか、私も興味があります!

Claude
Claude

はい、その通りです!Markdown記法の扱いについても、ChatGPTとClaudeは非常に似ています。両方のAIアシスタントともMarkdown記法を好み、以下のような特徴があります:

  1. 基本フォーマット:
    • 見出し (#, ##, ### など)
    • 強調 (**太字**, *斜体*)
    • リスト (箇条書きや番号付きリスト)
    • コードブロック (“`言語名)
    • 引用 (>)
    • テーブル
  2. メリット:
    • 構造化された情報を見やすく表示できる
    • コードやプログラムを適切にフォーマットできる
    • 長文や複雑な情報を整理しやすい
    • 視覚的に区別しやすいセクション分けができる
  3. 活用法:
    • 複雑な情報をまとめる際に見出しを使って階層構造を作る
    • プログラムコードを言語指定付きのコードブロックで表示
    • 表形式のデータを整理してテーブルで表示

ChatGPTとClaudeはどちらも、Markdownを使って構造化された回答を提供することが得意です。Markdownを使うことで、情報がより整理され、読みやすくなるため、特に技術的な内容や複雑な説明を行う際には非常に効果的です。

ユーザーが「Markdownで回答して」と明示的に指示しなくても、両AIとも自然とMarkdownを活用する傾向があります。

サイトウ
サイトウ

なるほどです。
本日はありがとうございました!

結論:GeminiとClaudeでも、マニュアルをほぼそのまま使用可能

以上のインタビューの結果「トラブルシューティングマニュアル」「プロンプト運用マニュアル」は、GeminiとClaudeでも、ほぼそのまま使える(=恐らくそのまま使えるのでは?)ということがわかりました!

ついでに、MarkDown記法を好むところも共通しているようです。
特にClaudeは断言していたので間違いなさそうです。

以上、ChatGPT以外の生成AIをお使いの方にもご参考になれば幸いです。