GTM運用改善事例:担当者不在でカオスになったGTMコンテナの交通整理

Web広告やMAなど、各種Webマーケティング施策に力を入れている企業様での事例です。

Googleタグマネージャ(GTM)で、広告タグなどを管理しているのですが、GTMを管理する担当者がおらず、各部署が自由にタグを追加・運用していたため、誰にも全体像がわからない、カオスな状態になっていました。

※写真はイメージです(「写真AC」より)

まずは、設置されているタグとトリガーの洗い出しから

GTMの権限をいただき、コンテナの中を覗いてみたところ、

  • 命名ルールがバラバラの大量のタグとトリガー
  • 用途不明のカスタムHTMLも多数
  • 全員が同一のGoogleアカウントで使用しているため、担当者が不明
  • 部署ごとでのタグ命名の規則性もなかったため、部署別でのグルーピングも不可

という非常にカオスな状況になっていたので、

  • GTMコンテナ内のすべてのタグとトリガーを、スプレッドシートにリストアップ
  • スプレッドシートを関連各部署に共有して、担当部署名・担当者名・用途の欄を記入してもらう

という洗い出し作業からスタートしました。

命名ルールの作成とGTM上でのリネーム作業

次に、タグとトリガーの命名ルールを「(部署名)-(担当者)-(用途)」として、関係各部署の担当者様に説明し、承認をいただいた後、タグ・トリガーのリネーム作業と部署別フォルダへのフォルダ分け作業を開始しました。

具体的な数は忘れてしまいましたが、タグとトリガーあわせて、軽く100以上はあったと思います。
リネーム作業後のスプレッドシートへの反映にも結構時間がかかりました。

GTMの命名・運用ルールの作成と周知

作業が一通り終わったら、最後に運用ルールのドキュメント作成と周知です。
運用ルールと言っても非常にシンプルで、

  • タグ・トリガーの命名ルールを「(部署名)-(担当者)-(用途)」で統一
  • 作成したタグ・トリガーは部署別のフォルダに入れる
  • タグ・トリガーを追加したときは共有スプレッドシートに「タグ・トリガー名、用途、部署名、担当者名」を記入

の3つのみなのですが、今後の担当者引き継ぎのことを考えて、あえてドキュメント化しました。

今回のような案件は、技術的難易度はとても低いのですが、一度カオスになってしまうと、交通整理に膨大な工数(=コスト)がかかってしまいますので、ご注意ください。